こんな風に生きていると、一年というものが意味を持たなくなっていき、ひと月や一週間も同様に意味を生まなくなっていく。日付は、窓から外れたガラスか、トレイから流しに落ちた氷みたいに日々から零れ落ちてしまい、みんなおんなじような、日付もなく名もなく持続するぼんやりとしたものになり、弁別不能な水たまりへと一体化する。今日は土曜、金曜、月曜? 四月の十三日だっけ、十一月の二日だっけ。こんな風に暮らしていると、日々を仕分けする箱なんて要らなくなるし、ちっちゃな二十四時間サイズの箱に、何かの指標になるような出来事の集まりを入れておくなんてことはできなくなる。分類できる何かとか、初めや終わりがあるものだとか、to-doリストを満たすようなものだとか。
チャールズ・ユウ(円城塔訳)『SF的な宇宙で安全に暮らすっていうこと』(新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) P.79
「気落ちする?」おうむ返しに言いながら、皮肉っぽい笑みをかすかに浮かべる。「刑事さん、わたしたちみんなが気落ちしているんじゃない? この耐えがたい内的要因で? あなたは気落ちしていないの?」

ベン・H・ウィンタース『地上最後の刑事』(上野元美訳)

半年後に小惑星が衝突して人類が滅亡する世界で、いっけん自殺のようだけど実は殺人じゃないかと捜査をする刑事。メランコリーの比喩としての小惑星。

鹿島 単性生殖をやめた最大の理由というのは、バラエティのなさです。これさえ克服できれば、そっちの方がいいに決まっている。『O嬢の物語』も実は、単性生殖を目指す小説なんです。SMが強調されているけれど、女の人にあるM願望というのは、つまり単性生殖願望だな。著者のドミニク・オーリーは、女性は美しい女の人に出会うと、ようやく自分の美しさを認識できると言ってる。図々しいのではなく、要するに規範を求めるということなんですね。自分を確認するために、外部から規範を持ってくる。規範に従うわけじゃなくて、自分の美しさを確認するための規範を求めるんだから、自己愛なんですよ。自己愛となると、これはやっぱり単性生殖に回帰するしかない(笑)。男同士だってそうなってもいいはずなんだけど、どうも違う。もとがメスの方に原理があるから仕方ないけれども、これが男と女の非対称性理論というやつで、やはり違う生き物ですね。フーリエはちゃんとそこまで考えている。最終的に残るのが女性のベスト・アンド・ブライテストになるにしたがって、単性生殖化するのは当たり前。私はオスだから、残念ながらと言うしかないけれど。
鹿島茂×佐藤亜紀 対談「パリの下半身と魅惑の地下世界」 (文學界 2014年7月号より)|インタビュー・対談|本の話WEB http://hon.bunshun.jp/articles/-/2578?page=4

NHK「アニメーションは七色の夢を見る」おもしろかった。

米林監督の『借りぐらしのアリエッティ』のときの心境、

自分たちそのものです
小人たちっていうのは
上の 巨人たちから物をちょっとずつ借りてきて暮らしているっていう
巨人たちっていうのは先人の宮崎さんや高畑さんがやってきた技術の中で自分たちは作るしかなくって
チーズがとろっとなるのもハイジでやってることですし
そうやればおいしくなるって分かってるから
借りぐらしがテーマだから借りてオッケーなんだって思ってやってましたけど
でも もう床下をいったん出たらもう借りられないですね
その行く先に危険が待ってるかもしれないけどもこぎ出していって
その先に何が待っているかはこれから次第っていう形ですからね

asahi.com(朝日新聞社):都会っ子、カエルと一緒に稲刈り 大阪の超高層ビル - 環境 http://www.asahi.com/eco/OSK200810280054.html

カエルの大合唱がすごい

ワシントン・ポストのメディアブロガー、エリック・ウェンプルさんは、今やほぼジャーナリズムの決まり文句になっているとして、こんな警句を紹介する。

どこかのブログで目にしたものを、何でもオウム返しにしてはいけない。

ガザ空爆:ジャーナリズムの立ち位置を考えさせる2、3の〝事件〟 | 平 和博 http://www.huffingtonpost.jp/kazuhiro-taira/post_8101_b_5645184.html?&ncid=tweetlnkushpmg00000067

freakinmi:

I love Marvel movies. 

schindermania:

when you use pizza as your planchette, all signs should point to yes!

schindermania:

when you use pizza as your planchette, all signs should point to yes!

 恋をするってことは、小売業と同じで、少なくとも一年のうちある程度の期間は憎まれる立場に甘んじるってことなのさとバトゥは言った。クリスマスのあとの何か月かは、とにかくそういう時期なんだ。どっちのシステムも――愛も、小売業も――完全ではありえない。犬を見れば、愛はうまく行かないってことがわかる。
ケリー・リンク「ザ・ホルトラク」(柴田元幸訳)
fastcompany:

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It’s hard to call someone a damn, dirty ape—as Charlton Heston once famously did—when they’re decked out head to toe in Armani.
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